どうも!「オンラインカジノより公営ギャンブル派」にわです。
本ブログでは、世の中のエンタメを魅力を紹介しています。
最終回となる第4弾はボートレース(競艇)です。
これまで紹介してきたプロ野球、海外サッカー、Formula1はいずれもスポーツでしたが、今回は公営ギャンブルです。
世間的な印象はあまり良くないかもしれませんが、念の為言っておくとオンラインカジノとは違って合法です。
その点はご安心ください。
また個人的な話だとボートレースを通して“期待値に対する考え方”と“自責思考”が身につきました。
今の自分があるのはボートレースでの学びのおかげだと自信をもって言えます。
大切な考えを学べる社会勉強型エンタメであるボートレースについて知っていただく機会に出来ればと思います。
この記事では以下の内容をご説明します。
・こんな人、時にオススメ
・ボートレースの世界
・どのように楽しいのか
・オススメの楽しみ方
全24場を訪問した私の体験談をまとめました!
どうぞ最後までご覧ください🙏
・射幸心を煽る表現は極力避けて記述します。
・舟券購入は自己責任でお願いします。
はじめに
前提
・本記事では、基本情報・データ(客観)と体験談(主観)の両面からご説明いたします。
・内容はボートレース住之江を中心としています。
・競技ルールについては解説いたしません。(ルールについてはこちらの記事→ボートレースへの案内(基本的なルール) | 公益社団法人 日本モーターボート選手会 | 公式のルールを初心者向けにわかりやすく解説 | モータースポーツ解説屋)
こんな人、時にオススメ!
・他責思考な人(←自責が身につきます)
・年間通して楽しめる趣味が欲しい人
・自宅でも楽しみたい人
基本情報・データ
試合
ボートレースは日本全国にある全24場で年間を通して開催されています。
お正月やお盆期間を問わず、365日どこかでは開催されています。
近年は「ミッドナイトボートレース」が始まり、最長で朝9時から夜22時まで楽しめるコンテンツです。

選手
全国に約1,600人います。
またそのうち約250人は女子レーサーです。
他の特徴で言うと、
・20代まで未経験でもプロを目指せる
・現役寿命が長い(平均在籍年数:25年)
・男女混合で競争する
ことがあげられます。
出典:ボートレーサーという職業 | 新ボートレーサー募集

年俸(2024年シーズン)
・平均年収
約1,900万円
・最高優勝賞金額
1億1000万円(1レース)
出典:ボートレーサーという職業 | 新ボートレーサー募集
年間を通して最も大きなレースで優勝すると、わずか2分程度で賞金1.1億円を手にすることになります。※公営ギャンブル最高額
ボートレーサーが高年俸の要因は
「生死が隣り合わせの危険な競技であること」
「業界が潤っていること(嗜む人が多い)」
が考えられます。
人気
・2024 総利用者数(全24場合算)
約4.7億人
あくまでも総利用者数なので、とある1人が毎日参加した場合には365人とカウントされます。
しかしそれにしてもすごい数字なのが伝わるのではないでしょうか。
コロナ禍をきっかけにネット投票が普及し、自宅や職場からも楽しめるエンタメとなりました。

観戦料
入場料(座席代)
100円〜4.000円+賭け金
出典:座席ラインナップ|ボートレース住之江オフィシャルウェブサイト
基本的には入場料の100円のみで楽しめます。
ただし集中して予想したい人や快適に観戦したい人向けに有料席も準備されています。
有料席はソフトドリンクが飲み放題であったり、手元のモニターでデータを確認できたりと非常に充実しています。
ちなみに私がボートレースを見始めた頃は100円すら賭けず、ただ純粋にレースを観戦していました。

体験談
エンタメの特徴(にわチャート)

・没入感 高い…演目にのめり込んで楽しめる / 低い…演目以外の楽しみもある
・緊迫感 高い…感情が揺さぶられる / 低い…冷静に楽しめる
・映像 高い…演出に迫力がある / 低い…落ち着いて楽しめる
・音響 高い…演出に迫力がある / 低い…落ち着いて楽しめる
・推し活 高い…推し活の文化がある / 低い…他者との差別化が図りやすい
判断材料
視聴数
・現地観戦数
500レース以上
・ネット中継観戦数
1000レース以上
全24場を合わせると1日あたり100~200レース程開催されています。
訪問施設
日本にある全24場を訪問しました。

中でもお気に入りはボートレース徳山(山口県)です。
一般的な評価はさほど高くなく、設備はちんけですが景色がすごく良くて心が浄化されました。

没入感(★★★★☆):わずか2分のレースを食いるように見る
ボートレースは1周600mのコースを3周(1800m)で競いますが、レース時間はわずか2分程度です。
レースとレースの間(舟券予想・購入時間)が30分間であるのに対して競技時間がとても短いです。
だからこそ皆が集中してレースを見守ります。
出走(ピット離れ)までの静寂が嘘だったかのように、レースが始まると熱狂の渦へと変貌します。
なお★4としましたが賭けている場合は★5になります。
個人的には試験直前よりも圧倒的に緊張しました。
緊迫感(★★★★★):歓喜の声と怒号が飛び交う異空間
ボートレースは観客それぞれに立場が異なります。
と言うのも「喜び=舟券が当たること」なので誰に賭けるかによって応援する対象も変化するわけです。
なのでさっきまでは喜びを分かち合った人が次のレースでは敵側になることも。
舟券が的中した歓喜の声と外したことによる選手への怒号(八つ当たり)が場内で入り混じります。
皆が大切なお金を賭けているため必死です。
最初はその雰囲気が怖いなとも思いましたが、それこそがギャンブルの面白さだと感じました。
時にはチーム、時にはライバルと言った悟空とベジータのような関係性を楽しむことができます。
下記の動画は映像のブレが激しいことに加えて、汚い言葉も飛び交います。
試聴の際はご注意ください。
映像・照明演出(★☆☆☆☆):特別な演出は皆無
はっきり言って演出はありません。
ナイターやミッドナイト開催ではもちろん照明が灯されますが、それはあくまでもレース進行のためです。
ボートレース若松では優勝戦後に花火が打ち上がりますが、その他では特別なパフォーマンスは行われないと言えます。

音響演出(★★★☆☆):士気を高めるファンファーレ
ボートレース場で感じる音の代表格は以下の3種類です。
・ボートのモーター音
・舟券購入時間のBGM
・出走ファンファーレ
中でも出走ファンファーレは印象的です。
競馬と同様にファンファーレが流れると観衆のボルテージがぐんと上がります。
ちなみに楽天モバイルパーク宮城で開催されるボートレースイニングのBGMはムーンライト・ブルー ~Moonlight Blue~(琴妃綾香)という曲です。
実際にボートレース中継では周回展示(練習走行)のBGMとして流れています。
推し活のし易さ(★★☆☆☆):女子レーサーオタ急増中
ボートレーサー約1,600人のうち約250名が女子レーサーです。
また職業柄、低身長・低体重な方が多く美人レーサーが増加傾向にあります。
そのため“女子レーサーオタ”と呼ばれる層が年々増えています。
また公式グッズがほぼ皆無であるため、応援のためにオリジナルグッズを作るしかありません。
その最たる例が横断幕です。
横断幕はファンがボートレース場に預けて掲示してもらいます。
製作費は1枚なんと10万円以上。
そしてボートレース場への送料も自己負担です。
ある程度お金持ちでないとできない活動です。
テンションMAXの瞬間
レース開始直前(ファンファーレからスタート)
出走ファンファーレからスタート直前までの約1分間は皆が楽しい時間です。
自身の予想が外れるだなんて微塵も思わず、思い描いたレース展開の末お金が増える未来を想像します。
唯一全員が勝っている時間とも言えます。

1周1マーク
ボートレースの9割は1周1マークの攻防で決まります。
ゆえにスタートからの約10秒間が最も熱狂する瞬間です。
1マークを過ぎた後は観客それぞれの喜怒哀楽が交差します。
オススメの楽しみ方
純粋にレースを楽しむ
私の中でボートレースは賭けることができるモータースポーツという認識です。
お金を賭けずとも純粋に迫力あるレースを観るだけでも十分楽しめます。
#3で紹介したF1や他のモータースポーツは国内でも数少ないサーキットで開催されますが、ボートレースは国内に24場もあります。
開催日・時間も多いため最も身近なモータースポーツと言えるでしょう。
予想を楽しむ(舟券を買う)
レースの展開を予想するということです。
ボートレースには変数*が多いため、複雑に絡み合った要素から答えを導き出すことに面白さがあります。
*レーサー、モーター、枠番(コース)、対戦相手、場、天候、風など
また一生懸命分析して答えを出しても、他人の予想が聞こえてくるとそちらに傾いてしまうことがあります。
そしてその意見に流されたことで予想を外し「いかに自分が弱いか」を痛感するわけです。
よって予想することは自分に打ち勝つトレーニングの一環なのです。
大事なお金を賭ける時は自分の芯を通せるようにしましょう。

注意点
事故のトラウマリスク

#3 F1でもお伝えした通り、モータースポーツには事故がつきものです。
ボートレーサーは特製の防具を身につけてはいるものの、ボートにむき出しの状態で乗艇しています。
なので他艇との接触時にはモロにダメージを喰らってしまいます。
接触の衝撃で気を失って落水したり、プロペラに巻き込まれたりしたことによる死亡事故も。
F1のようにマシンが大破することはありませんが、レーサーがボートから投げ出される衝撃映像を目の当たりしてしまう可能性があります。
破産リスク

色々と申し上げていますが、結局のところボートレースはギャンブルです。
やればやるほど負ける仕組みになっています。
それに抗って勝ち越すこと目指すのは楽しいですが、事実9割近くの人が負け越しています。
賭け金は社会勉強代と割り切れる額(余剰資金)に留めておきましょう。
(おまけ)あるある
・買わなかったら来る(当たる)、買ったら来ない(外れる)
(どの界隈にもあるやつです)
・街中を歩く時もボートみたいな走り方をしちゃう
(相手を包んで引き波にはめます)
・11レースまでは勝っているのに、最終12レースに全て突っ込んで結局チャラ
(「±0で楽しめたから勝ち」とは言うが実質負け)
(おまけ)得た学び
・自責
(他人は自分の思い通りに動かない。コントロールできるのは自分だけ)
・自己決断力
(人の意見に流されて外すのが一番悔しい。後悔しない未来を選択)
まとめ
エンタメの特徴(にわチャート)

・没入感 高い…演目にのめり込んで楽しめる / 低い…幅広い楽しみ方がある
・緊迫感 高い…感情が揺さぶられる / 低い…冷静に楽しめる
・映像 高い…演出に迫力がある / 低い…老若男女で差がなく楽しめる
・音響 高い…演出に迫力がある / 低い…老若男女で差がなく楽しめる
・推し活 高い…推し活の文化がある / 低い…独自性・存在感を出しやすい
総評

・1年を通して毎日楽しめる日常型エンタメです。
・現地観戦すると歓喜の声と怒号が飛び交う異空間を体験できます。
・純粋にレース観戦としても十分に楽しめます。
・結局のところボートレースはギャンブルなのでかけるのであれば余裕資金で行いましょう。
ボートレース業界は、ボートレースを「だれもが躍動する、“スポーツ”」として打ち出しています。
これには賛否両論ありますが、私個人としてはスポーツに引けを取らないほどに魅力的な競技だと感じます。
区分的には公営ギャンブルということで世間体はあまり良くないですが、お金を賭けなければ普通に楽しいエンタメです。
北(東)は群馬、南(西)は長崎まで幅広く点在しているボートレース場をぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
こんな人、時にオススメ!
・他責思考な人(←自責が身につきます)
・年間通して楽しめる趣味が欲しい人
・自宅でも楽しみたい人
オマケ(余談)
最近のボートレース場は若年層や家族連れが増えていますが、目を引くのは高齢者(特におじいさん)です。
とにかく活気に溢れる方が多く、見ているだけで元気をもらえる程です。
現地に足を運び、予想をして脳みそを動かすことが健康の秘訣ではないかと睨んでいます。
そういった意味では健康資産も磨けると言えます。
程良い距離で付き合うことができればすごく秀逸なエンタメです。
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