前回記事(#1 プロ野球(NPB)vol.2)はこちら
エンタメの特徴(にわチャート)
・没入感 高い…演目にのめり込んで楽しめる / 低い…幅広い楽しみ方がある
・緊迫感 高い…感情が揺さぶられる / 低い…冷静に楽しめる
・映像 高い…演出に迫力がある / 低い…老若男女で差がなく楽しめる
・音響 高い…演出に迫力がある / 低い…老若男女で差がなく楽しめる
・推し活 高い…推し活の文化がある / 低い…独自性・存在感を出しやすい
体験談
映像・照明演出(★★★★☆)
近年、LED製のビジョンや照明を導入する球場が増え、映像・照明演出が多彩になった。
中でもバックスクリーンの改修が活発で、複数ビジョンの一面化等によって面積が拡大し、
より迫力のある映像を表示できるようになった。
試合中はホーム選手の登場や各種イベントの盛り上げに一役買っている。
また、照明を落として場内を暗転する演出等、
まるでライブ会場に居るような体験が出来る演出が増えてきた。
ライト層を惹きつけられるような直感的に楽しめる工夫がなされている。


音響演出(★★★★☆)
プロ野球では管楽器や太鼓を用いた“鳴り物”応援スタイルが主流だ。
鳴り物が奏でる応援歌に乗って、ファンはチームに対して声援を送る。
米メジャーリーグにはそのような応援はなく、日本国内で誕生した文化である。
基本はトランペットだが、楽天イーグルスではトロンボーンも採用しており、音の重厚感を感じられる。
※ビジター球場のみ。ホーム(楽天モバイルパーク宮城)では電子ピアノ
また、その音色もさることながら、私が注目したいのは応援のバリエーションだ。
数多あるエンタメの中で、1団体辺りの応援パターンの数はプロ野球がトップではないだろうか。
特定選手専用の応援歌やコールがあり、とにかく聴き飽きない。
元々は私設応援団が主だって応援をリードしていたが、最近では球団も一体となって盛り上げている。
スタジアムの演出も相まって、応援が賑やかになっている。
観戦前に応援歌を覚えておく必要はないが、知っている方がより楽しめるだろう。
カラオケと同じだ。
もし、何か一つでも聴いてみようとなれば、オススメしたいのはチャンステーマだ。
チャンステーマは、とにかく盛り上がるものや相手にプレッシャーを掛けるような曲調
になっており、球場全体のボルテージが上がる。
チャンステーマについては、楽天イーグルスから下記の2曲を紹介したい。
①ベニーランド
球団創設時より使用。
仙台市内のテーマパーク・ベニーランドのCMソングを用いた定番曲。
②レッツゴーわっしょい
2023年より使用。
ゲームのボス戦のような独特なメロディーから”魔曲”や“不協和音チャンテ”として人気を博す。
いずれも球場全体が盛り上がる応援であり、ファンの熱気でチームを後押しする。
10:55- レッツゴーわっしょい
推し活のし易さ(★★★★★)
約1000人もの選手がいるプロ野球界では推しメンを探し放題である。
18歳の若手から40過ぎのベテラン、すらっとしたモデル体型からがっしりした選手まで多種多様だ。
外国人選手も沢山いる。きっとお気に入り選手が見つかると思う。
そんなこともあり、プロ野球界において推し活の文化が根付き始めている。
その流れを後押ししているのがグッズ展開だ。
アクスタを例に言うと、楽天イーグルスの場合昨年だけで10種類以上発売されていたと思う。
衣装違いや自身のグッズを持った姿等、人気選手はとにかくアクリル化された。
また、販売方法が全選手対象のランダムグッズであった。
ちなみにお目当て(1人)が当たる確率はおよそ1/80選手の確率(約1.3%)となる。
そんな低確率でも、どうにか自引きしたい人やトレードで手に入れたい人達が大量に購入した。
それにより、X(旧:Twitter)上が【譲】、【求】で溢れかえることも日常である。
なので、既に「〇〇選手ファンと言えば▲▲さん」のポジションを取れている人は強い。
相手からトレードや買い取り依頼が届く程だ。
“同担拒否”を宣言するファンも現れてきており、野球選手のアイドル化が止まらない。
なお、今年の楽天イーグルスの新人選手の中には「宗山塁」という球団史上一、二を争う
生え抜きスター候補生がいる。
実戦デビューの前からグッズが爆売れし、1日で100万円も売り上げた程だ。
今後は誰が“宗山ファン代表”の称号を手に入れるのか注目したい。
本日はここまで!
次回はテンションMAXの瞬間、オススメの楽しみ方をご紹介します!
明日もぜひご覧ください👀
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